シンキの過払い請求(最新状況2013版)
シンキの過払い金請求|基本方針
シンキは、新生銀行グループの貸金業者です。
2010年3月から、新生フィナンシャル株式会社(旧レイク)の完全子会社になっています。
「なんどでも1週間無利息」でおなじみ。
「借入れした日から最初の1週間については無利息」になるサービスが有名です。
このサービスにつられて、ついつい借りてしまった人も多いのではないでしょうか。
バックボーンが銀行系なので、資金的・財務的には余裕があり、
倒産の危険性は少ないといえます。
とはいえ、過払い金返還請求への対応はあまり良くありません。
他の業者に比較して返還水準も低めですので、
過払い金返還手続きとしては難しい業者の一つです。
もともと返還水準の低い業者で、交渉も一筋縄ではいかない業者ですので
早めに手続きに入ることをおすすめします。
シンキの過払い金請求における注意点
シンキの過払い金返還手続きでよくある落とし穴として、
この「1週間無利息」の取扱いです。
この無利息期間サービスを利用して、借りたり返したりを繰り返す中で、
「分断」と呼ばれる状況が発生するのか否か、
請求者側と業者側とで解釈が異なる状況になることが多いです。
分断とは、借入れ(キャッシング)の完済後に、
また借入れ(キャッシング)をした場合、
二度(複数)の取引があったとする考え方をいいます。
過払い金返還の訴訟上、返還額に影響を与える大きな要因となっています。
なぜ、貸金業者が「分断」を強く主張するかというと、
借りたり返したりの借入を一連の取引として計算するより、
分断された複数の取引だったとして過払い金を計算した方が
過払い金が少なく計算されるからです。
できるだけ過払い金の返還額を少なくしたい貸金業者としては、
分断を主張する方が有利になるため、必死になってこれを主張してきます。
この「分断」の主張がとくに多いのがシンキです。
また、引き直し計算をするとき、
この無利息期間の影響で計算ミスが発生しやすいので注意が必要です。
ご自分で計算される場合には、過払い金元金の計算を失敗しますので
ご注意ください。
当法人では、無料で引き直し計算を行うサービスを実施していますので
気になる方はお気軽にご相談ください。
シンキの過払い金返還水準
シンキの過払い金返還水準は、以下の通りです。
【 任意交渉 】過払い金元本の70%程度(★)が目安
【 訴訟提起 】過払い金元本の100%
(★)当法人では、シンキに対して、当初より訴訟も辞さないというスタンスで粘り強く交渉を行ってきた経緯があり、任意交渉の段階でもかなり良い返還条件を引き出していると自負しております。
当法人のシンキの過払い金に対する基本スタンスは、
という戦略で考えております。
もちろん、銀行系ということで倒産リスクも低いと言えますから、
返還額に納得がいかないという方や、時間的に余裕がある場合などには
ご依頼に基づき、訴訟を提起して徹底的に満額回収を目指します。